チリにも食らいつく

Web系で働く会社員が、日常の些細なネタをあげつらいます。

【デジタル編】3種類のメモの取り方をレビューしてみる

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なんと、1週間も時間が空いてしまいました。

先々週はブログ始めて最初の1週間だったので必死で更新してたんですが、仕事の山場と重なってヘトヘトになりながら更新してました。

そうすると週末まで体力が持たなくなってしまい、週の終わりに大寝坊をかますという大失態をおかしてしまいました。

というわけで、これからは無理に毎日を意識せず、自分のペースで進めていきたいと思います。

毎日でなくても、続けることが大事ですもんね。

前置きが長くなりました。前回の記事はこちらです。

expajp.hatenablog.com

自分が使ったことあるメモの取り方のみ紹介するというスタンスで今回も行かせてもらいます。

前回挙げたデジタルなメモの取り方はこちら(kobitoとStackEditはMarkdownに統合)です。

というわけでデジタル編、行ってみましょう!

デジタル共通のメリットデメリット

  • メリット
    • ほぼ無料。有料のツールを使う場合もそれに見合った高機能がある。
    • 基本的にスマホとPCで同期できるので、メモする場所を選ばない
    • どんだけ字が汚い人でも超読みやすい
    • 簡単な装飾なら容易で、メモから清書を起こすのが簡単
    • どれだけ書き直しても汚くならない
    • 検索可能
  • デメリット
    • 自由度が低い。気軽に絵を描くことは絶対に無理
    • データ消失のリスクが高め、バックアップはきちんと取らなくてはならない
    • メモを取るにはスマホは不便なので、がっつり書くにはPC持ち歩きが必須
    • 上記の理由で*コンセント乞食になりがち
    • ノートを取るときは紙で書いたほうが記憶が定着しやすいという研究結果がある*1

Evernote

定番中の定番のメモアプリ。

  • メリット
    • Webページを丸ごと保存したり、ファイルをそのまま貼り付けたりとノートの取り方が非常に豊富
    • スマホだと公式アプリがあるのはもちろん公式以外のアプリも充実
    • とにかく多機能で、競合といえる競合は存在しない
  • デメリット
    • 無料で同期できるデバイスは2台だけ
    • 多機能であるため、Webでもスマホアプリでも動作が重め

アプリだけでなく外部から保存する手段が山のようにあるのがとにかくうれしいです。

自分はIFTTTというサービスをつかってツイートやらGoogleカレンダーの予定やらを自動でEvernoteに記録して日記代わりにしてました。

とにかく思いついたことは全部ここに投げ込むという人は多いのでは。

ただ、最近は急激に下火になってしまいました。同期できるデバイス数が制限されたのはやっぱり大きいですね。

まあ、クラウドサービスの強みを自ら殺しに行ったと言っても過言ではない暴挙ですもんね。。。

それでも競合が伸びてきていない辺り、やはりメモサービスの雄といったところでしょうか。

Google Keep

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Google提供のメモアプリ。

  • メリット
    • 機能が絞られており非常にシンプル。使い方はとても簡単
    • 機能がシンプルであるがゆえ、スマホからでも十分メモが取れる
    • UIはポストイットが張ってあるコルクボードのようなイメージで、とっつきやすい
    • ピン留め、アーカイブ、メモの色など、仕分けの手段が豊富
    • Google製だけに検索機能は強力
  • デメリット
    • 良くも悪くもシンプル過ぎる。文字色くらいいじらせてくれても良いんじゃ?
    • 基本テキストでしか記録できないので、Webページや画像を投げ込むスクラップブック的な使い方はできない
    • 検索機能が若干重い

ちょっとしたメモにはだいたいこれを使っています。

Evernoteの真逆を行くコンセプトで、正直比べるのは間違っている気もしますね。

スマホを最初から意識した作りで、サッとメモを取るには本当に便利です。

会社で使う場合はChromeのアドレスバーから検索できるようにしておくと安心

検索できるようにする方法はそのうち書きますね。

Markdown

そもそもMarkdownってなんだよという人のために「日本マークダウンユーザ会」から引いてきました。

Markdown(マークダウン)は、文章の書き方です。デジタル文書を活用する方法として考案されました。特徴は、

  • 手軽に文章構造を明示できること
  • 簡単で、覚えやすいこと
  • 読み書きに特別なアプリを必要としないこと
  • それでいて、対応アプリを使えば快適に読み書きできること

などです。

Markdownとは · 日本語Markdownユーザー会より引用

イメージとしては、「Windowsのメモ帳のように、テキストだけで文章を書くためのルール。このルールに従えば、Wordで書いたもののようにキレイで構造化されたものに変換できるソフトがある」という感じ*2でしょうか。

ITエンジニアはほぼ習得していると言ってよいのではないでしょうか。IT系の勉強会にいくと、Markdownでメモを取っている人がたくさんいますよ。

ITエンジニア以外も、覚えておくと普通に便利です。PCでサッとメモ取るのにいちいちWord立ち上げるのめんどくさいでしょ?

あくまで「記法」なので前2つのメモアプリとはだいぶ毛色が異なりますが、メリットデメリットを挙げてみました。

  • メリット
    • アプリではなく「記法」なので、環境に左右されない(メモ帳などエディタさえあればOK
    • インターネット接続が必要ない
    • メモを取ると勝手に清書が出来上がるので、後でまとめる必要がない
    • プレゼンの構造を考えながら聴くクセが自然に身につく
  • デメリット
    • アプリではなく「記法」なので、保存して検索できるようにする仕組みは自分で考える必要がある
    • 覚えるまでが大変
    • しっかりした文書のための記法なので、ちょっとしたメモを取るには不向き

Markdownで書くことに特化したエディタはたくさんあります。おすすめはAtomとかStackEditですかね。

Markdownエディタは色々試したので、この辺はまた後日書くことにしましょう。

今使ってるもの

Google Keepにたいてい書いています。検索できるのが楽だし、アプリも軽いし。

ちょっとしたメモではなく、仕事の資料で清書が必要になりそうなものはMarkdownで書いてます。

ざっくばらんに思ったことを書いていてもMarkdownで書いてるとそれなりにまとまった形になるのでお気に入りです。

昔はEvernoteをよく使っていたのですが、さっぱり使わなくなっちゃいました。同期制限はやっぱつらい。重いからサッとメモを取りづらいし。

なんでも一箇所に集めるための手段としてはまだまだありかなと思うんですけどね。

Markdownの話、非エンジニアの人はついてこられたんでしょうか? 中途半端な解説になっちゃったんじゃないかなーとちょっと不安です。

そのうち、「非エンジニア向けのMarkdownのススメ」も書くことにしましょう。

*1:http://jp.wsj.com/articles/SB12748367622113273976104581644331252188072

*2:Wordで書いた文書がキレイで構造化されたものになるわけないだろ」というツッコミはおやめください